ULTRAFIX

公開日:2025/12/15
ULTRAFIXの画像
会社名NECソリューションイノベータ株式会社
住所〒136-8627 東京都江東区新木場1-18-7
電話番号03-5534-2222

「ULTRAFIX」は、NECソリューションイノベータが提案・販売している輸配送管理システムです。柔軟な拡張性と高い連携性により、複雑な業務や属人化、情報分断といった課題を解消し、配車・配送計画を中心に物流現場を一元管理できます。今回は、ULTRAFIXの特徴とあわせて実際の導入事例や解決事例をご紹介します。

すぐれた拡張性が強み

輸配送管理システム(TMS)「ULTRAFIX」は、配車・配送計画を核としたTMSトータルソリューションとして、物流現場のあらゆる課題を一元的に解決するプラットフォームです。

配車・配送計画を中心に、積付計画、輸配送進捗管理、運輸管理、トラック予約受付など多様な機能を連携させることで、現場からバックオフィスまでをシームレスにつなぐTMSトータルソリューションを実現。

システム全体を段階的に導入できるモジュール構成を採用しているため、必要な機能だけを選択して導入し、後から拡張することも可能です。

さらに、改正省エネ法に対応した「エネルギー使用量・CO₂排出量算出機能」や、改正トンキロ法への対応も完備しているので、算出データはCSR報告や環境経営の資料としても活用できます。

これにより、単なる業務効率化にとどまらず、持続可能な物流経営の実現にも貢献します。また、近年の機能強化により「勤怠状況を考慮した配車計画」「高度自動配車エンジン」「配送状況共有による共同配送支援」「クラウドサービス化」などのアップデートが加わりました。

これにより、従来のオンプレミス運用からクラウドベースの運用に移行でき、複数拠点・協力会社間でリアルタイムに情報共有が実現。多様な業態や物流形態にもスムーズに対応できるシステムへと進化しています。

ULTRAFIXなら「業務が複雑でベテランに依存している」「現場の状況が把握できていない」「業務全体をシステム化できていない」といった輸配送業務特有の悩みを、柔軟な機能構成とすぐれた拡張性によって解決できるでしょう。

ULTRAFIX(TMS)シリーズの5つのソリューション

ULTRAFIXシリーズは、輸配送業務を構成する5つの主要システムから成り立っています。各システムは独立して導入可能でありながら、相互に連携することで強力な業務最適化を実現します。

たとえば「配送計画」で作成したデータを「進捗管理」でリアルタイムにモニタリングし、その結果を「運輸管理」で分析・改善に活かすなど、情報の一元管理によって全体最適を可能にします。

これまでベテランの経験や勘に依存していた計画立案や実績管理も、ULTRAFIXを活用することで誰でも正確かつ迅速に対応できるようになるでしょう。

1. 配送計画システム「ULTRAFIX/配送計画」

独自アルゴリズムによる自動配車エンジンを搭載し、ドライバーの勤怠状況や車両制約、荷物特性を考慮した最適な配送ルートを自動で立案します。

これにより、担当者の経験や勘に頼らない効率的な配車計画を実現します。配送効率の向上だけではなく、ドライバーへの負担軽減にも寄与し、働き方改革にも貢献します。

2. 動態/進捗管理システム「輸配送進捗管理サービス(クラウド)」

ドライバーの現在地や配送進捗をリアルタイムで可視化します。スマートフォンや車載端末からの報告により、運行状況を即座に把握できます。

位置情報をもとにした実績記録や遅延予測も可能で、PDCAサイクルを回しながら継続的な業務改善をサポートします。

3. 積付計画システム「ULTRAFIX/積付計画」

アイテム特性や重量、形状、重心バランスなどを考慮し、荷崩れを防ぎながら積載率を最大化できます。自動で最適な積付パターンを算出するため、効率的に現場の積込作業を進められるでしょう。

結果として、空きスペースの削減や輸送回数の減少を通じてコスト削減に直結します。

4. 運輸管理(実績管理)システム「ULTRAFIX/運輸管理」

移動距離、車格、積載重量などのデータをもとに運賃タリフから計画運賃を自動算出可能です。実績との差異を分析することで、原価管理やコスト最適化に役立ちます。

バックオフィスのデジタル化を推進し、請求・支払管理の精度を高めます。

5. トラック予約受付システム「バース予約サービス(クラウド)」

トラックの待機時間削減やバース誘導の効率化を支援します。入退館の受付作業をオンライン化し、ドライバー・倉庫・管理側の負担を軽減するだけではなく、ピーク時間帯の混雑緩和や作業時間の均等化など、倉庫運営全体の最適化を実現します。

ULTRAFIX(TMS)で実際に解決できたこと

ULTRAFIXは、数多くの企業で導入され、顕著な成果を挙げています。その一部を以下にご紹介します。

システム稼働からわずか数か月で約20%の輸送効率化を実現

ある各種管材や配管用資材などを取り扱う企業では、鋼管や管継手など重量物の輸送において、配車計画の属人化と輸送効率化が課題でした。そこでULTRAFIXを導入した結果、システム稼働からわずか数か月で約20%の輸送効率化を実現したのです。

従来はベテラン担当者しか行えなかった複雑な配車業務を、システム主導で誰でも再現できるようになり、業務の平準化が進みました。

配送計画立案にかかる時間を44%削減

「ULTRAFIX/配送計画」を活用し、AIによる自動配車を導入した企業では、2021年4月のアップデートにより、配送計画立案にかかる時間を44%削減することに成功しました。人為的ミスや調整コストを削減しながら、より効率的な配送ルートを確立したのです。

年間約4,000万円のコスト削減を実現

倉庫業を営む企業では、積載率の低さとスポット便の多発が課題でした。そのため「ULTRAFIX/配送計画」を導入したところ、積付最適化とルート効率化を同時に達成できたといいます。

これにより、1日あたり13万3,800円、年間約4,000万円のコスト削減を実現しました。導入効果が明確に数値で表れた代表的な事例です。

ULTRAFIX導入の注意点

ULTRAFIXは高機能で柔軟な物流管理を実現できる一方で、公式情報上では導入後のサポート体制や利用者ネットワークの詳細などは明記されていません。

自社の物流規模や運用体制によっては、必要な機能の取捨選択やシステム連携設計を慎重に検討する必要があります。導入を検討する際は、実際の運用イメージや他システムとの比較を行いながら、自社に最適な構成を見極めることが重要です。

まとめ

輸配送管理システム「ULTRAFIX」は、配車・配送計画を中心に積付・進捗・運輸・予約管理までを統合し、物流業務をトータルに最適化するTMSです。モジュール構成により段階導入や拡張が可能で、AI自動配車やクラウド対応によって属人化の解消と効率化を実現します。ULTRAFIXは「現場のデジタル化」「データドリブンな意思決定支援」を推進する次世代型プラットフォームとして、多くの企業から高い評価を受けています。

一方で、バース予約システムを導入する際には、導入目的に合わせて複数のサービスを比較し、検討することも後悔しないための選択肢といえるでしょう。当サイトでは、シェアNo.1を誇る「MOVO Berth(ムーボ・バース)」をはじめ、厳選したおすすめのバース予約システムをご紹介しています。ぜひULTRAFIXと比較しながら、貴社に最適なシステム選びの参考にしてください。

tablepressアイコン おすすめのバース予約システム比較表

イメージ引用元:https://hacobu.jp/movo-berth/引用元:https://www.tsunagute.co.jp/reserve/引用元:https://www.hacobell.com/truckbook
サービス名
MOVO Berth
(ムーボ・バース)
telesa-reserve
(テレサリザーブ)
トラック簿
特徴
6年連続シェアNo.1
簡単・シンプルな操作性
目的別の3つのプラン
登録ドライバー数

登録ドライバー80万人超

4.2万人以上

28万人以上
導入前サポート

専任担当者(カスタマーサクセス)による運用設計 / 社内向け説明会 / 初期設定ガイド など

お客様の運用に合わせたサポート/予約者向け説明会の実施 など

操作方法説明/マニュアル案内/導入説明会 など
導入後サポート

導入後効果・運用定着度の確認/改善アクションの提案/コールセンター常設/機能アップデートセミナー/他サービスや複数拠点を統合した物流DX支援 など

質問受付 など

新機能案内/相談対応/分析レポート など
導入コスト

初期費用+月額3万円~/拠点
※初回導入企業かつ初回拠点の場合のみ初期費用0円

初期費用+月額3万円~

初期費用+月額3万円~/拠点
※初回導入企業かつ初回拠点の場合のみ初期費用0円
拡張性・連携機能

API連携により他システムとの統合可能
連携開発まで対応

他システムとの連携機能は限定的

API連携により他システムとの統合可能
APIキー提供のみで連携作業は自社
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら

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